車検費用はいくらかかる?【車検費用が安いところとは】
車検とは
小型特殊自動車を除く自動車や排気量250ccを超える自動二輪車に対して、
保安基準に適合しているかを確認するため一定期間ごとに国土交通省が検査を行い、
また自動車の所有権を公証するために登録する制度のことを車検といいます。
車検費用の内訳とは
一般的には法定費用と車検基本料の合計金額を車検費用といいます。
それでは、法定費用と車検基本料の詳細について、紹介します。
法定費用とは
法定費用は以下3点の合計金額のことを言います。
法定費用は自動車の種類、車両重量、車検有効期間等によって変わってきます。
法定費用内訳
①自動車重量税
②自賠責保険料
③印紙・証紙代
①自動車重量税
自動車重量税は自動車の重量に応じて課税される税金のことを言います。
また、自動車重量税には排出ガス・燃費性能について国が設けた基準をクリアした自動車については自動車エコカー減税対象車となり、自動車重量税と自動車取得税の免税、もしくは軽減を受けることができます。
自動車エコカー減税税率についてはこちらhttps://www.mlit.go.jp/common/001279210.pdf
自動車重量税一覧(2年間分)
・自家用車の場合
重量 | 金額 |
~500kg | 8,200円 |
500kg~1t | 16,400円 |
1t~1.5t | 24,600円 |
1.5t~2t | 32,800円 |
2t~2.5t | 41,000円 |
※ 軽自動車の場合、一律6,600円(2年)となります。
・貨物車の場合(車両重量ではなく車両総重量で分けられます)
重量 | 金額 |
~1t | 3,300円 |
1t~2t | 6,600円 |
2t~2.5t | 9,900円 |
2.5t~3t | 12,300円 |
3t~4t | 16,400円 |
②自賠責保険料
自賠責保険とは自動車損害賠償保障法によって「すべての車の所有者に加入が義務付けられている損害保険」です。
自賠責保険は自動車事故により生じた相手の人的被害に対して適用される保険です。
自賠責保険料一覧(2年間分)
車両区分 | 自賠責保険料 |
自家用乗用車 | 21,550円 |
軽自動車 | 21,140円 |
251cc以上のバイク | 9,680円 |
125cc超250cc以下のバイク | 10,160円 |
原付自動車 | 8,950円 |
自家用小型貨物車 | 24,790円 |
自家用普通貨物車|2トン以下 | 35,330円 |
自家用普通貨物車|2トン超 | 39,680円 |
営業用小型貨物車 | 33,230円 |
営業用普通貨物車|2トン以下 | 38,490円 |
営業用普通貨物車|2トン超 | 55,450円 |
③印紙・証紙代
印紙・証紙代とは自動車検査登録印紙及び自動車審査証紙の2種類があり、どちらとも検査手数料を収めるために使用します。
印紙・証紙代一覧
・新規検査
車両区分 | 印紙・証紙代 |
小型自動車 | 2,000円(印紙400円、証紙1,600円) |
小型自動車以外の自動車 | 2,100円(印紙400円、証紙1,700円) |
軽自動車 | 1,400円 |
・継続検査
車両区分 | 印紙・証紙代 |
小型自動車 | 1,700円(印紙400円、証紙1,300円) |
小型自動車以外の自動車 | 1,800円(印紙400円、証紙1,400円) |
軽自動車 | 1,400円 |
車検基本料金とは
車検基本料金とは、一般的に以下3点の合計金額を車検基本料金と言います。
車検基本料金は車検を行う場所(整備工場/ディーラー等)及び自動車の消耗品・部品の劣化度により費用は異なります。
車検基本料金内訳
①24か月定期点検料
②消耗品・部品の交換料
③車検代行料
車検基本料金概算
点検業者 | 24ヶ月定期点検費用 |
ディーラー | 4~10万円 |
民間整備工場 | 2.5~8万円 |
①24か月定期点検とは
24か月定期点検とは自動車の使用者に、車検とは別に自動車の用途に合わせて一定期間ごとに点検をする義務があり、その点検の一つが24か月定期点検です。
24か月点検での確認項目概要
・ステアリング ハンドル、ブレーキ、ギアなど
・走行装置 ホイールの損傷など
・緩衝装置 サスペンションや連結部分など
・動力装置 オイルの量や漏れなど
・電気装置 電気配線の接合部など
・エンジン 燃料装置の漏れなど
・排気管やボディ マフラーやフレームの損傷など
②消耗品・部品の交換料
消耗品・部品の交換料は24か月点検時に交換が必要な場合に発生する費用となります。
主にエンジンオイル、ブレーキパッド等の定期的に交換が必要な物が主な交換品となります。
なお、車の年式によっては他にも部品の交換が必要になってくるため、消耗品・部品代は車検費用に大きく影響を与えることになります。
③車検代行料
車検代行手数料は、言葉の通り車検代行を依頼するときにかかる費用です。
そのため業者を介さないユーザー車検では、車検代行手数料は発生しません。
車検費用の概算
車検業者 | 車検費用 |
ディーラー車検 | 法定費用+4万円~10万円程 |
車検専門フランチャイズ車検 | 法定費用+2.5万円~8万円程 |
カー用品専門店車検 | 法定費用+2.5万円~8万円程 |
ガソリンスタンド車検 | 法定費用+1万円~3万円程 |
ユーザー車検 | 法定費用+消耗品・部品交換代 |
コメント