洗濯機の寿命を正しく理解しないと危険!【寿命の初期症状徹底解説】

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この記事では洗濯機の「寿命について」「寿命を延ばすために心がける点」について紹介していきます。

洗濯機は生活する上で使用回数の多い家電であり、価格も高い家電です。

しかし、洗濯機の寿命を無視し、使い続けると大変危険なケースもあります。

洗濯機の寿命目安を正しく理解し、適切なタイミングで買い替えを検討しましょう。

洗濯機の寿命について

洗濯機の製品寿命は使用回数、使用環境により変わりますが概ね6~8年程と言われています。

また、洗濯機は消費生活製品安全法の「長期使用製品安全表示制度」の適用対象製品になります。

そのため、洗濯機には「設計上の標準使用期間」が設定されており、国内大手メーカーのほとんどが「設計上の標準使用期間」を7年と設定しています。
※算出条件:年間使用日数365日、1日あたりの使用回数1.5回

なお、「設計上の標準使用期間」は洗濯機本体にラベル表示されているため、一度確認してみてください。

「長期使用製品安全表示制度」とは
製品の長期使用による重大事故を防ぐため、経年劣化について一層の注意喚起を図ることが必要な製品は、電気用品安全法の「電気用品の技術上の基準を定める省令」で、「設計上の標準使用期間」と「経年劣化についての注意喚起」等の表示が義務付けられています。

 

さて、それでは寿命を迎えた洗濯機にはどのような症状が発生するのか説明していきます。

ただし、すべての症状が寿命とは限りません。
部品の交換、洗濯機の清掃で治る場合があるため、一度取扱説明書を確認することが重要です。

使用年数から修理した方がよいのか買い換えたほうがよいのか検討することも大切です。

 

洗濯機の寿命の目安

途中で動かなくなる

洗濯機の寿命のサインで最も出やすい症状が急に洗濯している時に止まってしまう不具合です。
洗濯中に止まる時は、内臓されているコンピューターなどの故障が原因のことが多いです。

【寿命ではなく運用面で考えられる原因】
・洗濯中に停止した場合
「洗濯物の入れすぎ」「洗濯物の偏り」「洗濯機の足が床に接地していない」という原因が考えられます。

・脱水中に停止した場合
洗濯物が片方に偏っているという原因が考えられます。

洗濯中に異音が発生する

洗濯機の寿命のサインで出やすい症状で、洗濯中に異音「ガタガタ」「キュルキュル」がし、洗濯機が大きく揺れる不具合が発生するケース。

これらの症状はモーターやベルトなどの部品が経年劣化により破損している可能性が高いです

脱水がうまくいかない

脱水中にエラーが発生し、脱水が出来なくなるケース。

洗濯物が偏っていないのにエラーメッセージが出て止まる時は、排水弁モーターが折れたりなどしている可能性が高いです。

【寿命ではなく運用面で考えられる原因】
洗濯物が片方に偏っているという原因が考えられます。

水漏れが目立つ

洗濯機や排水ホースからの水漏れが発生するケース。

洗濯機自体から水漏れを起こしている時は、経年劣化により洗濯槽がひび割れてしまっていたり穴が開いてしまっていたりなどの原因として考えられます。

また、排水ホースから水漏れがする場合は、排水ホースを交換しましょう。

操作パネルが反応しなくなる

「操作パネルが反応しない」「操作パネルが表示されない」などといった操作パネル関係の不具合が寿命で発生します。

洗濯機の操作パネルが反応しなくなった場合、内部の基盤が壊れている可能性が高いです。
特に室外に洗濯機を設置している場合、雨や風の影響により基盤関係に対するダメージが大きく不具合が出やすくなる傾向になります。

焦げ臭い

洗濯機から焦げた臭いが発生するケース。

焦げ臭い場合は「部品の間に異物が挟まっている」「洗濯機内部の部品が劣化・摩耗している」といった可能性が高いです。

なお、場合によっては大変危険な状態の可能性がありますので、すぐに使用を停止し、専門業者に確認してもらうことが必要です。

カビ臭い

洗濯機からカビ臭いにおいが発生するケース。

洗濯機がカビ臭い場合は、まず洗濯槽クリーナーを用いて洗浄しましょう。それでも解消しない場合は、洗濯機内の部品が何らかの理由で腐食してしまっている可能性が高いです。

乾燥が不十分

乾燥の効果が薄く、衣類が生乾きの状態でしっかりと乾燥しないケース。

乾燥機能が十分に働かない場合は、乾燥容量以上の洗濯物を入れていないかなど正しい取り扱い状態か確認しましょう。

また、乾燥フィルターがゴミやホコリが溜まっていないか確認し、必要であれば掃除をしましょう。

フィルターを掃除しても改善されない場合は、乾燥機能に関連するパーツが劣化してしまっている可能性が高いです。

プラグやコードが熱を持っている

プラグや電源コードが熱を持ち、熱くなるケース。

洗濯機の電源コードが熱くなってしまう場合は、電源コードの中の配線の劣化の可能性が高いです。

電源コードが熱を持った状態で洗濯機を使い続けると、とても危険です。すぐに使用を停止し、専門業者に修理してもらうことが必要です。

 

洗濯機の寿命を延ばすために心がける点

洗濯機は高額な家電で使用頻度も多く、生活必需品です。
洗濯機を適切に使用し、寿命を延ばすことを日頃から心がけることが大切です。

それでは、寿命を延ばすために使用する上で気を付ける点について紹介していきます。

選択物を詰め込みすぎない

洗濯物を詰め込みすぎるとモーター負担がかかります。
適正容量以上の洗濯物を詰め込まないようにしましょう。
また、洗濯機を購入する際は容量に余裕のある洗濯機を購入するように心がけましょう。

適量の洗剤を使用する

洗剤・柔軟剤をいれすぎると解け残って雑菌やかびが発生し、ヘドロかします。
洗剤を多く投入しても洗浄性は変わらないため、適正量以上の洗剤や柔軟剤の投入はやめましょう。

防水性衣類の脱水をしない

レインコート、スキーウェアなどを洗濯機で脱水すると上手く回転せずに洗濯機が倒れる、変形、破損の危険性があります。
レインコート、スキーウェアを洗濯する際は脱水を控えるようにしましょう。

定期的にメンテナンスをする

洗濯機はカビや菌が繁殖するのに最も適した環境です。
そのため、洗濯機は定期的に掃除し、カビや菌が溜まらないようにすることが大切です。
また、洗濯機を使用していないときは蓋を開けておき、乾燥させることも重要です。

 

まとめ

洗濯機の寿命について理解していただけましたか?

洗濯機は高額な家電です。少しでも長持ちするように正しい使い方をするように日頃から心がけることが重要です。

また、寿命を超えた洗濯機を使用していると、大変危険なケースもあります。

洗濯機は使用頻度や使用期間を加味して定期的に買い替えを検討することも大切です。

 

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