【金メダルは金メッキ‼】オリンピックメダルの材料とは?製造方法/場所はどこ?

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4年に一度開催されているオリンピックでは毎回デザインの違うメダルが製造されていますが
オリンピックのメダルは各開催国がデザインから製造までしています。

では、2021年に行われた東京オリンピックで用いられたメダルは「どこで」「どのように」作られたのでしょうか。

この記事ではそんな疑問についてまとめてみました。

オリンピックのメダルの原材料とは

【メダルの仕様について】

大きさ 直径85mm
厚さ 最小部分7.7mm、最大部分12.1mm
重さ 金約556g、銀約550g、銅約450g
原材料(金) 純銀に6g以上の金メッキ
原材料(銀) 純銀
原材料(銅) 丹銅(銅95:亜鉛5)
リボン取り付け部分 メダル本体上部への埋め込み式
側面 メダル側面に各競技名(競技名・種別名・性別・種目名)を英語で刻印

東京2020組織委員会は東京オリンピックのメダルを製造するにあたり「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」を実施し、日本中から使用済みの携帯電話などの小型家電を集め金属を集めました。

このような活動の成果があり、2020年東京オリンピックのメダルはこれらの集められた金属からメダルが製造されました。

 

東京オリンピックのメダルのデザインについて

メダルのデザインには以下のような規定があります。

【表面】国際オリンピック委員会により構図が規定されている
・パナシナイコスタジアムに立つ勝利の女神ニケ像
・東京2020オリンピック競技大会の正式名称
・オリンピックシンボルの要素
【裏面】規定はなく開催国がデザイン可能

 

東京オリンピックの裏面のデザインは「東京2020入賞メダルデザインコンペティション」に応募のあったデザインから選出されました。

東京オリンピックでは川西純一さんの「光や輝きをテーマとしたデザイン」が採用されました。

【2020東京オリンピック メダル表面】

【2020東京オリンピック メダル裏面】
引用元:https://olympics.com/

【デザインのコンセプト】
オリンピックメダルのその光や輝きは「アスリートや周りで支えている人たちのエネルギーを象徴」して、「スポーツで競い合い、頑張っている人が称えられる世界になってほしい」という思いが込められているという。

東京オリンピックのメダルの製造方法とは

東京オリンピックのメダルは大阪の「造幣局」で製造されました

造幣局と聞くと硬化を作っているイメージが強いと思いますが、実は硬化以外にも記念硬貨や勲章や等の製造もおこなっています。

メダルの製造工程は大きく分けて次の5工程あり、ほとんどの工程が造幣局の職人が手作業で行っています。

それではメダルの製造工程はどうなっているのか紹介していきます。

【製造工程】
①金型を製造する
金型は造幣局の職人さんが手彫りで作成しています。

②円形にした材料を金型にプレスし模様をつける
原材料の金属を円形に型抜きし、金型でプレスし模様を転写する。

③メダルの表面磨き
プレスし模様を転写したメダルの表面をサンダーで磨き仕上げます。

④側面に競技名・種別名・性別・種目名の刻印
メダル側面に競技名・種別名・性別・種目名を英語で刻印します。

⑤メッキコーティング
金メダルについては、銀メダルをメッキ槽に浸漬し金メッキ加工し、完成です。

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