オービス・Nシステム・Hシステムの違いとは
オービス・Nシステム・Hシステムを簡単にまとめると以下の通りです。
①オービスは速度超過自動車を取り締まる為の装置です。
②Hシステムはレーダー式オービスの中の一つで、オービスと同じ物です。
③Nシステムは、自動車を利用した犯罪が行われたときに、逃走した犯人の車両を速やかに特定し
犯人を検挙する為の装置です。
オービスで捕まった場合の罰金についてはこちらの記事を参考に
https://jus-relifeblog.com/531/?preview_id=531&preview_nonce=e3c1a37ab1&_thumbnail_id=546&preview=true
オービスとは
オービスとは速度違反自動取締装置(そくどいはんじどうとりしまりそうち)のことをいいます。
オービスは道路を走行する車両の最高速度超過違反を取り締まるスピード測定器の一種で、速度違反車両を検知すると自動的に写真撮影を行い記録する装置です。
一般的にオービスが設置されている道路には固定式取締装置の予告看板が設置されていますが、
法律上義務があるわけではありませんので、必ず設置されているとは限りません。
オービスの由来
オービス(ORBIS)の由来はラテン語で「眼」を意味する言葉から取った、ボーイング社の商標名称です。
そのため厳密な意味ではボーイング社以外の「取締装置」をオービスと呼ぶのは誤りであるものの、
他社の製品を含めての取締装置全般を通称「オービス」として言われています。
オービスの種類
オービスには固定式のものや可搬式等様々な種類のものがあります。
また、オービスには様座まスピードの測定方法があり、設置する道路の環境を踏まえて設置されています。
ループコイル式オービス
速度の測定にループコイルを使用する装置です。
車両は金属製であるため、車両がループコイルに接近するとループコイルのインダクタンスが変化します。これを利用して車両の通過時間と距離 (6.9 m) から速度を計算する仕組みとなっております。
道路下5 cmの所に6.9 mの間隔を空けて3個のループコイルが埋め込まれており、誤検挙を避けるためループコイル3つで2回の測定を行い、その結果に大きな差がある場合は「異常」として撮影は行われません。
レーダー式オービス
速度測定にドップラー・レーダーを使用する装置です。
自動車に対してマイクロ波を照射し、反射した電波の周波数から速度を計算する仕組みとなっています。
可搬式
2016年(平成28年)4月から、今まで設置が難しかった生活道路や路地など、狭い道路に対応するため「可搬式速度違反自動取り締まり装置」の運用が始まりました。
「可搬式速度違反自動取り締まり装置」は三脚の上に速度測定装置とデジタルカメラを設置して、速度違反車両を記録し、後日運転手を呼び出すタイプが導入されています。
Nシステムとは
Nシステムとは、警察が日本の道路に設置した、走行中の車のナンバープレートを自動で読み取り、
手配中の車のナンバーと照合させるシステムのことです。
Nシステムという名前は俗称であり、正式名称は「自動車ナンバー自動読取装置」といいます。
Nシステムは犯罪捜査のために使用され、自動車を利用した犯罪が行われたときこのシステムによって多くの犯罪の証拠となってきました。
Hシステムとは
Hシステムはレーダー式オービスの一つです。
Hシステムは「高速=High speed」の頭文字や阪神高速道路に多く設置されたことから、阪神高速の頭文字を取ってHシステムと呼ばれています。
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